「異常なし」と言われた頭痛の原因と改善方法

頭痛

頭痛の種類

頭痛には一次性頭痛二次性頭痛があります。

一次性頭痛には頭痛緊張性頭痛群発性頭痛、薬を長期にわたり服用し続けることで起こる薬物乱用性頭痛があります。頭痛に悩んでいる人の多くが一次性頭痛にあたり、病院では「○○頭痛です。脳には異常ありません」などと言われ薬を処方されて終わってしまうことがほとんどです。

二次性頭痛には脳梗塞脳腫瘍など命に係わる頭痛があります。

片頭痛の原因

頭痛の特徴と原因

頭痛は左右どちらか片方のこめかみや目の周りがズキズキとした痛みがあり、血中の酸素量が低下し酸欠状態が続くと脳の血管が拡張し、その周囲にある触覚や痛覚を脳に伝える三叉(さんさ)神経が刺激され、炎症物質を放出することで起こります。

緊張性頭痛の原因

緊張性頭痛の特徴と原因

緊張性頭痛は額や後頭部、の後が締め付けられるような痛みがあり、長時間繰返される動作や同じ姿勢が続くことで姿勢が悪くなり、や肩、背中の筋肉、脳への血流が悪くなることが原因で起こります。

群発性頭痛

群発性頭痛の特徴と原因

群発性頭痛は年に1~2回毎回決まった時間に数十分~数時間程、片目の奥と筋に差し込むような激しい痛みを起こす頭痛で、視床下部に存在していると言われる体内時計が乱れ、の血管が拡張し、三叉神経が刺激されることで炎症物質が放出されて起こります。

頭痛の改善方法

頭痛の改善方法

頭痛緊張性頭痛群発性頭痛は症状や名前は違いますが、原因は似ているところが多く、基本的に血管が拡張し、拡張した血管が三叉神経を刺激することによって炎症物質が放出されて頭痛を起こしてしまいます。

そのため当院では、頭痛を改善するために血管の拡張を起こす原因となっている酸欠の改善と酸欠に陥らない身体にするための「姿勢の矯正」を頭痛改善のためにおこないます。

 

 

なぜ頭痛の改善に姿勢の矯正なのか?

特に頭痛の改善に必要なのが猫背の改善です。

人間は酸素を身体に取り込むために呼吸をしますが、猫背になると呼吸筋が硬くなり、肺がしっかり膨らまなくなるので呼吸が浅くなり、酸素の取り込みが十分にできず身体は慢性的な酸欠状態に陥ります。

すると猫背の人の身体は酸欠状態を改善しようと呼吸のペースを速くして少しでも酸素を取り込もうとします。(呼吸のペースが速くなっても実際には酸素の取り込み量はほとんど増えません。)

呼吸のペースが速くなると自律神経が乱れ、(交感神経の働きが強くなる)睡眠の質が下がることによって夜眠れない、朝起きるのがツラいなど生活リズムの乱れが体内時計の乱れに繋がります。

実際に片頭痛や緊張性頭痛、群発性頭痛を改善するために当院では猫背の施術をおこない、猫背の改善状況に応じて薬を飲まなくて良くなったり、頭痛の頻度が少なくなったり、よほどのことが無いと頭痛がでなくなったりしている患者さんが多くいらしゃいます。

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